第3回実験動物ジョイントセミナー・イン九州
「大学、研究機関等における動物実験に関する自己点検・評価、検証法」
平成20年9月5日
会長 浦野徹
近年、我が国の動物実験については、文部科学省は基本指針を定め、各機関における動物実験の基本指針への適合性について、自己点検、評価、検証を求めています。同様の基本指針は厚労省や農水省からも出され、我が国における動物実験のコンプライアンスは急速に進んでいます。今月になって、国立大学法人動物実験施設協議会と公私立大学実験動物施設 協議会の2つの組織が合同して検討してきた、「大学、研究機関等における動物実験に関する 自己点検・評価、検証法」の最終案がまとまりました。全国の国立大学、公私立 大学は、本最終案を参考して、個々の大学ごとに自己点検・評価、検証を実施し ていく計画を立てることになります。そこで、本最終案の詳細を知ることは大 学関係者のみならず広く実験動物・動物実験関係者にとって重要なことと判断 されました。九州においても同様にこのことは極めて重要と判断されます。以 上のことから、以下に示す内容の「第3回実験動物ジョイントセミナー・イン 九州」を企画しました。当初の計画では、11月15日に佐賀大学で開催される第26回九州実験動物研究会に合わせて開催する事で検討を加えましたが、演者との間で日程調整がつかず、そこで、以下のように10月25日(土)13::00〜18:00に熊本大学で行なうこととしました。当日は自己点検・評価、検証法を詳細に聞き質問もできますし関連資料も配布されます事から、大変に役に立つと思います。お近くの方々に声をかけて戴き、また、掲示するなどして多数ご参加いただけたらと考えております。
「大学、研究機関等における動物実験に関する自己点検・評価、検証法」
日 時:平成20年10月25日(土)13:00〜18:00
場 所:熊本大学生命資源研究・支援センター 遺伝子実験施設6階・講義室
→アクセス方法(熊本大学HP内へのリンクです。遺伝子実験施設は「本荘・九品寺地区B」にあります)
参 加:自由(参加費・無料)
主 催:九州実験動物研究会、日本実験動物技術者協会九州支部会
後 援:国立大学法人動物実験施設協議会、公私立大学実験動物施設協議会
座長:浦野 徹(熊本大学)
13:00〜13:40
演題1:「法令・指針による動物実験の適正化と今後の課題」
野島久美恵(文部科学省研究振興局ライフサイエンス課 専門官)
13:40〜14:40
演題2:「機関内規程と委員会活動の実際」
浦野 徹(熊本大学 教授)
14:40〜15:40
演題3:「動物実験に関する第三者評価(動物実験の実施状況に関する相互検証プログラム)」
八神健一(筑波大学 教授)
15:40〜16:40
演題4:「自己点検・評価の進め方」
下田耕治(慶應義塾大学 准教授)
16:40〜17:40
演題5:「書面調査及び訪問調査による検証の実際」
喜多正和(京都府立医科大学 准教授)
17:40〜18:00
総合討論