学術交流

九州実験動物研究会
日本実験動物技術者協会　九州支部会
実験動物協同組合　九州支部会

動物愛護管理法の2006年の改正以来、わが国における動物実験適正化が一層求められる事となり、関連する各機関等では自主管理の仕組みを構築して適切な対応に努めているところです。ところが昨年来、環境省において動物実験関連項目を含めた動物愛護管理法の再度の改正審議が開始され、関係者にとっては今後が懸念されるところとなっています。

そこで4月15日、16日に九州大学医学部におきまして、本件に関連する情報の整理と現状確認を行うべく、九州管内の関連三団体が合同して第6回実験動物ジョイントセミナー・イン九州「動物愛護管理法への対応確認と改正審議の現状」を開催する事と致しました。

セミナーの第一部（4月15日）では、わが国における実験動物及び動物実験について現行の動物愛護管理法に則った対応方法の再確認と周知徹底を図ることを目的に、日本実験動物学会が主催するセミナー「動物の福祉および動物実験に関する法令対応」の九州地区開催を共催致します。

さらに第二部（4月16日）では、法律改正審議に関連した最新情報をできるだけ正確かつ早期に把握し、実験動物生産者、動物実験実施者がそれぞれの現状を把握して問題点を整理、共有することが重要であるとの認識から、法律を所管する環境省、実験動物生産者、動物実験実施者の立場から今回の改正審議関連の現場における最新情報や、それに対するそれぞれの視点からの見解などを講演して頂きます。

当日は法律等を所管している環境省から行政に携わる方もお招きいたしますので、多方面から最新情報を拝聴できる絶好のチャンスです。事務関係者から専任スタッフまで幅広くご参加頂き、大いにお役立てください！

【プログラム】　プログラムのPDF版のダウンロードはこちらから（PDFファイル：約200kb）

第一部　2011年4月15日（金）　13時～17時

開催場所：九州大学病院キャンパス
　　　　　コラボ・ステーションI 視聴覚ホール
　　　　　　→九州大学病院キャンパスへのアクセスはこちらを参考にして下さい（九州大学HP内）
　　　　　　→詳細な場所案内はこちら（PDFファイル：約3MB）

動物の福祉および動物実験に関する法令対応－必要な具体的対応策の紹介－

１）関連法規とその対応：熊本大学の例
浦野徹（熊本大学、環境省動物愛護あり方検討小委員会委員）

２）動物実験に関する諸手続きと委員会による審査方法：東京大学の例
三浦竜一（東京大学ライフサイエンス研究倫理支援室）

*第一部は日本実験動物学会とも共催です。 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jalas/pdf/110714-seminar-re.pdfもご参照下さい　　

第二部　2011年4月16日（土）　14時～17時

開催場所：九州大学病院キャンパス
　　　　　医学部百年講堂　中ホール１・２
　　　　　　→九州大学病院キャンパスへのアクセスはこちらを参考にして下さい（九州大学HP内）
　　　　　　→詳細な場所案内はこちら（PDFファイル：3MB）

動物愛護管理法再改正審議の現状と関係者の対応
　　　座長　大沢一貴（長崎大学）　牧宏信（大分大学）

14:00～14:40　動物愛護管理法を所管する環境省からの情報
　　　　　　環境省自然環境局総務課動物愛護管理室　西山理行

14:40～15:20　実験動物生産者における実験動物福祉への取り組み
　　　日本チャールズリバー株式会社　池田卓也

15:20～16:00　大学における実験動物の福祉向上と動物実験の適正化の現状
　　　　　宮崎大学　越本知大

16:00～16:40　動物愛護管理法の見直しにおける実験動物領域の情報
　　　熊本大学　浦野　徹

16:40～17:00　総合討論

【事前申込】
　第一部：テキスト準備の都合がございますので、第一部のご参加をご希望の方は日本実験動物学会ホームページより申請用紙をダウンロードし、日本実験動物学会事務局までfax（03-3814-3990）にてお申し込み下さい。

　第二部：第二部へのご参加には事前申込の必要はございません。

【参加費】
　第一部：無料
　第二部：九州実験動物研究会、日本実験動物技術者協会九州支部会もしくは実験動物協同組合九州支部会の会員は無料、何れの会員でもない場合は参加費1000円が必要です（午前中の日本実験動物技術者協会九州支部会のシンポジウムから参加が可能です）。

	10時	11時	12時	13時	14時	15時	16時	17時	18時	19時	20時
4/15（金）				ジョイントセミナー　第一部動物の福祉および動物実験に関する法令対応
4/16（土）	実験動物技術者教会九州支部会（9：50～）				ジョイントセミナー　第二部動物愛護管理法再改正審議の現状と関係者の対応